停電後にPCを自動起動させる方法:Dell BIOS設定解説
業務用PCを運用していると、「アップデート後にPCが自動復帰しない」「停電後に電源が落ちたままで困った」といった場面に出くわすことがあります。
特に、遠隔で操作するPCや、無人で動かす端末(監視用PC・サーバー用途など)では、こうした状況は業務に支障をきたします。
今回は、Dell Optiplexシリーズ(例:7060など)で、電源断後に自動で電源が入るようにするBIOS設定方法を紹介します。
想定するシーン
- Windows Updateやセキュリティパッチ適用後、自動再起動してほしい
- 停電やOAタップの電源OFFなどで落ちた後、自動復帰してほしい
- 常時稼働してほしいPCや、出社前に自動起動していてほしいPC
設定に使う機能:BIOSの「Auto Power On」
Dellの多くのモデルでは、BIOS設定で以下のような電源管理が可能です:
| 機能名(英語) | 説明 |
|---|---|
| AC Recovery / AC Power Recovery | 電源供給が復旧したとき、自動で電源を入れるかどうか |
| Auto Power On(または Auto On Time) | 指定時刻に自動で電源ONする |
| Wake on LAN | LAN経由でPCを起動する機能(別用途) |
今回は、AC Recoveryの設定を中心に説明します。
BIOS設定手順(Optiplex 7060の場合)
- PC起動時にF2キーを連打してBIOSセットアップに入る
- 左側メニューから
[Power Management] > [AC Recovery] を選択 - 右側のオプションで
[Power On] を選択
(デフォルトは [Off] になっていることが多い) - [Apply] で保存し、[Exit]で再起動
その他の関連設定(必要に応じて)
- Auto On Time:毎朝9:00に自動で起動など、スケジュール起動も可能
- Wake on LAN:ネットワーク経由で起動したい場合はこちらを有効に
現場であった実例
あるクライアントの倉庫に設置されたデスクトップPCで、SCCMのDistribution Pointサーバーとして利用している端末が、たびたび電源が落ちるという問題が発生していました。
そのたびに倉庫の担当者に手動で電源を入れてもらう必要があり、現場の負担となっていました。
この「AC Recovery」を有効にしたことで、停電・アップデート・OAタップ切断の後も自動で復帰するようになり、担当者の手動対応が不要になりました。
まとめ
| 設定内容 | BIOS - Power Management > AC Recovery |
| 推奨設定 | Power On(自動復帰させたい場合) |
| 対象機種 | Dell Optiplexシリーズなど |
自動復帰設定は、一度行っておけば今後のトラブルを未然に防げます。
更新後や予期せぬ電源断の対策として、ぜひ一度確認してみてください。